熱狂的な信仰によって・・・
アケメネス朝の膨張主義は、ゾロアスター教の影響を強く受けていました。
地球のすべてはアフラ・マズダ神の下に支配しなければならないとでもいうような宗教的な覇権主義が、ダレイオス王やクセルクセス王たちを常に戦場に赴かせました。
しかし、結果的には、その覇権主義が無用な戦争を引き起こし、そのために国力が傾いて、アレクサンドロスのマケドニア・ギリシア連合軍に報復されて滅ぶことになります。
アケメネス朝ペルシアの覇権主義は、ゾロアスター教とともに後のササーン朝に引き継がれていきました。
イラン・イラク戦争当時、アラブ諸国が団結してフセインの後押しをしたのも、ペルシア民族が古代から中東地域で発揮してきた覇権主義への潜在的な脅威があったからでした。
ペルセポリスは豪壮華麗な王宮であったはずです。
しかし、その王宮を廃壇にしてしまった遠因が王たちが信じていた宗教にあったのだとしたら、歴史は皮肉なものです。
「熱狂的な信仰ほど、手に負えないものはない」
イランに平安な日々がまた戻ってくるのを、いましばらく待つことにしましょう。

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