牛肉自由化に対抗 4
「農業の世界では、企業化して規模拡大するとさまざまな中傷を受け、それに耐えていかなければならない」
・・・と、いつかほかの人からも同じ悩みを聞かされたことがありました。
ここに、日本農業の戦後40年間にわたる零細性が横たわっています。
政府の農業補助政策は農協に加盟している農家に向けられており、企業化した農家は私企業であるから対象にならないといいます。
つまり日本の農業保護政策は、家族営農に対する助成措置なのです。
そしてアメリカ的な企業農家をはじき出し、農民による農業を守ろうとする農村の排他的世界があります。
輸入自由化の黒船が泰平の夢を破ろうとしている現在、神明畜産ではそれを迎え撃つ対策に神経を集中しています。
その一方で、農村では輸入自由化反対をとなえて結束を固めています。